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ビールの基礎知識

ビールのタイプの二大分類!「ラガー」と「エール」

2016/07/21

ラガーとエール

ビールは、大きく分けるとラガービールとエールビールに分けられます。

細かく分類すると100種類以上とも言われていますが、ここは細かく考えずに、まずは二大分類を理解しましょう。

日本で一般的な淡い色のドライなビールは、チェコで生まれた「ピルスナー」と呼ばれるスタイルです。

世界中には、細かく分類すると100種類以上に分けられますが、そのほとんどが、「ラガー」か「エール」のどちらかに分類されます。日本人が好んでよく飲む「ピルスナー」はラガービールの代表的なスタイルの1つです。

 

そもそも、「ラガー」と「エール」とは、何でしょうか?

これは、発酵のさせ方の違いです。エールは上面発酵で、ラガーは下面発酵です。

エールは一般的に華やかな香りと複雑で豊かな味わいを持ち、ラガーはクリアな味わいとすっきりとしたキレを持ちます。日本のビール会社のCMで「辛口スッキリ」とか、「キレ爽快」なんて言ったりしますが、これはまさにラガービールであるピルスナーの特徴です。

この2つの違いは、使用する酵母と発酵温度によるところが大きいです。ビール醸造の長い歴史の中で、ビールの発酵に最適な性質を持つ酵母が開発されて、エールとラガーはそれぞれのスタイルに適した酵母を使用するようになりました。

エールで使われる上面発酵酵母は、常温に近い15~25℃で発酵するため酵母の働きが活発となり、フルーティーな香り成分や複雑な味わいを作る副産物を生みだします。

一方、ラガーで使用する下面発酵酵母は5~10℃で発酵するため、雑味の少ないスッキリとしたビールになるのです。

 

エールタイプのビール

華やかな香りと複雑な味わい。2000年以上の歴史を誇り、スタイルが豊富。発酵期間は3~5日と短め。発酵時に酵母が浮き上がるため、上面発酵と呼ばれる。

 

ペールエール

18世紀初頭にイギリスで生まれた淡色エール。それまで一般的だった濃厚ビールに対抗して「ペール(淡色)」の名がつけられたが、硬水が生みだす色合いは一般的に銅色が多く、ピルスナーのような淡い金色ではない。

酵母のフルーティーな香りとホップの苦み、モルトのコクのバランスに優れた飲みやすい味わいは、エールを代表するスタイルとして世界中で進化を遂げた。

特にアメリカン・ペールエールは、アメリカ産ホップのキャラクターを打ち出し、強い柑橘系の香りと苦みを持つ。

 

ゴールデンエール

酒類評論家として世界的に知られている故マイケル・ジャクソン氏が命名したスタイル。

ピルスナーよりも淡い金色は、ピルスナーに対抗して造られたとも言われている。

豊かな麦のコクとバランスのとれたボディ感、強めの炭酸、香り高いホップアロマとフルーティーな酵母の香り。

口当たりがまろやかで深みのある味わいから、近年銘柄を増やしている。

ハイアルコールのものは「ストロング・ゴールデンエールと呼ばれ、デュベルがその代表的な存在。

麦のコクと甘みを感じ、香りはフルーティー。口当たりはまろやかだが、飲みごたえも十分。また、アメリカ発祥のゴールデンエールは、柑橘類を思わせるほどスッキリとした味わい。

アルコール度数は、7〜10%と高めで、色は淡いゴールドをしている。

 

IPA

IPAとはインディア・ペール・エールの略称。18世紀末、イギリスからインドへビールを運ぶ際に、腐敗防止のために大量のホップを投入したことから生まれたスタイルであり、強烈なホップの苦みと香りが特徴的。

開栓した瞬間に、グレープフルーツやマスカットのように爽快な柑橘系の香りに包まれる。

大別するとイングリッシュIPAとアメリカンIPAに分かれ、近年はホップの香りと苦みをさらに強めたアメリカ・西海岸スタイルのIPAが爆発的な人気を誇っている。

 

ヴァイツェン

ドイツ南部のバイエルン地方で発展した、ドイツ語で「小麦」を意味するスタイル。ヴァイツェン酵母がかもす甘いフルーツのバナナ香に、焼きたてのパンのようなふくよかさが混じる豊かな香り。

原料の50%以上に使用する小麦麦芽由来のさわやかな酸味とくロープのようなスパイス感のある甘みを持ち、苦みは控えめ。

酵母をろ過せずに残すため白濁しているが、酵母を除去したクリスタルヴァイツェンや、アルコール度数を高めたヴァイツェンボックなど、さまざまな派生スタイルが存在する。

 

ホワイトエール

15世紀にベルギーのヒューガーデン村で生まれたスタイルであり「ヒューガーデン ホワイト」が有名。

麦芽化されていない小麦を使用し、フルーティーま香りと小麦の爽やかな酸味、はちみつやバニラのような甘みを持つ。

ドイツのヴァイツェンに対して、副原料にオレンジピールやコリアンダーを加えることによってスパイシーな風味が生まれ、こちらも女性人気が高い。

一時期は廃れてしまっていたが、1950年代にヒューガルデン村のピエール・セリス氏が復活させた。

香りの高さと控えめな苦み、さわやかな口当たり。同じく、小麦を使ったヴァイツェンよりも、乳酸系の酸味を強く感じることがある。

アルコール度数は4.8〜5.2%で、白みがかった黄色をしている。

 

ブラウンエール

セゾン

ポーター

スタウトバーレイワイン

 

 

ラガータイプのビール

澄んだ味わいと爽快な喉ごし。15世紀にドイツで開発された。エールに比べて新しい醸造法。発酵期間はエールより長い。発酵時に酵母が底に沈殿するため下面発酵と呼ばれる。

 

ピルスナー

1842年、チェコのピルゼン地方で造られたビールは、この地方特有の軟水により、見たこともない透明感のある黄金色に輝いていた。

これが本家「ボヘミアン・ピルスナー」誕生の瞬間。

さわやかなキレ、雑味のないクリアな味わい、ホップの上品な苦味と香りを持つピルスナーは、瞬く間に世界中に広がり、世界各国で進化を遂げる。

日本でも定番のスタイルだが、日本のピルスナーは、より透明感が高くドライなドイツの「ジャーマン・ピルスナー」から強く影響を受けている。

さわやかな苦みと香り、キレのいい爽快な喉ごし、ほどよいモルトのコクを持つ、日本人がイメージするビールの代表格。

アルコール度数は4〜5%で、色は透明感のあるゴールドをしている。

 

ヘレス

デュンケル

ボック

シュバルツ

ラオホ

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